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精神科の看護師求人に応募する前に知っておきたい給料や仕事内容のまとめ
- 2015/10/6
- 意外に知らない隣の診療科
精神科で働きたいと思っている看護師さんへ、精神科の仕事内容と精神科に求められる看護師さんについて詳しく説明していますので、転職活動を始める前に読んでいただきたい記事になっています。
突然患者が暴れ出す!精神病の急性期は危険な時期
精神病と言ってもさまざまな病気がありますが、中でも一番危険なのが統合失調症の急性期です。本人が精神病になっていることにさえ気づかず、いきなり暴れて手が付けられないことがあります。幻覚や幻聴が激しくなり、「隣の住人が襲ってくる」「頭の中に何かを埋められた」とわけの分からないことを叫びながら走り回ったり、ときには人に危害を加えることも。あまりにひどくなると、パトカーや救急車を呼んで対応してもらうこともあります。
「俺は病気じゃない!」病識が一切ない精神病患者に向き合う看護師とは?
精神病の中には、はっきりと「これは病気だ」と病識を自覚できないものもあります。明らかに幻聴や幻覚を見ているのに、本人にとってはとてもリアルな経験なので、病気であるとは一切認識できないこともあります。「自分は病気じゃない」と本気で言う患者を治療することほど、むずかしいことはありません。精神病の患者と接するには、かなりの忍耐と理解が必要です。患者の暴言をサラリと受け流す心の余裕は必須です。
実は増えている精神疾患の患者
精神病(躁うつ病や統合失調症)の患者が増えている、と言われていますが、実は昔から精神病の患者は一定数いたと考えられます。
ところが昔は現在ほど精神病に対する理解もなく、病院も不足していたことから精神病患者の数が表面化してこなかったという背景があります。現在は精神病に対する理解も深まり、さらに患者や病院が増えたことから、病気の発見がしやすい環境になっています。社会が複雑化していることもあり、精神病患者はさらに増えていくものと考えられています。
完治するまでに長い時間がかかる精神疾患、根気づよい対応が必要
精神病は、幻聴や幻覚を一時的に薬で改善させることはできます。ところが病気そのものを完全に治療することができません。また外科手術をして、病巣を完全に取り除くことは精神病の場合不可能です。根気づよく薬を飲み続ける以外に道はありません。ちょっと調子がいいからと薬を飲まなくなると幻聴や幻覚に悩まされる可能性が非常に高くなります。根気づよい対応が必要です。
男性が求められる精神科看護師。とくに冷静沈着な男性看護師は有利
精神科では、急性期の患者が暴れることがあります。そんなときは拘束する必要があるのですが、相手が体の大きな男性の場合、女性看護師ではどうにもなりません。そんなときは男性看護師の出番です。一人の患者を二人の男性看護師でやっと大人しくさせた、という事例もあります。患者さんは病気の状態ですので、どんなことをしてくるかはわかりません。患者の急性期には男性看護師の方が有利に働けることもあります。
精神科看護師の求人は増加傾向、転職には有利
精神病の患者が増えていることを背景に、精神科病院も増加の傾向にあります。そのため精神科看護師は今後もニーズが高まっていくものと予想されます。地方の小さな街でも精神科クリニックが開院する事例もあります。
今後は「精神科は暗い、怖い」というイメージをもたずに、もしも精神科に関わる機会があれば、看護師としての幅を広げる、転職しやすくするという目的からも精神科看護師の経験を積むことをおすすめします。
今後も増える精神科、たくさんの求人からお宝求人を見抜くには?
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精神病の患者や病院が増えるなか、精神科の看護師ニーズも増える見通しです。精神科のイメージの左右されず、しっかりと病院の実態や仕事の内容を見極めましょう。