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精神科看護師の給料は?クリニックの看護師って楽そうだけど、実際どう?
- 2015/9/15
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精神科のクリニックで働く看護師さんの仕事内容と心構えについて詳しく説明します。精神科の患者さんは心の病気のため、どういう看護師さんに向いているのかも紹介しています。
心の病は複雑、中には幻聴幻覚を信じこみ「自分は病気じゃない」と言い張る人も
心の病といっても、さまざまなものがあります。うつ病や躁うつ病、統合失調症のような内因性の精神病もあれば、アルコール中毒や薬物中毒のような外因性の精神病もあります。とくに注意すべきは内因性精神病である逃亡失調症です。病識が一切ないのが一番の問題で「隣人から盗聴されている」「電波が飛んできている」というような外部から見れば異常と思えることが本人にとっては「現実・真実」なのです
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急性期には突然暴れだし、手が付けられなくなることも。男性看護師が求められる職場です
精神病の急性期は、突然患者が暴れだし、手が付けられなくなることもしばしば。女性でもいきなり椅子を振りまわし暴れる事例もあります。本人はまったく病識がないのも困ったところです。結局警察がでてきて、強制的に病院へ入院させることも。急に患者が暴れることもあるので、精神科クリニックでは女性看護師よりも男性看護師が求められる傾向があります。
患者の気持ちに寄り添える優しさも必要。でも、理想の看護師になろうとしてストレスを感じることも
心の病を患った方は、ときに信じられないような暴言を看護師や医師にむかって吐くことがあります。その言葉にカッとなって、看護師と患者が言い争いをしてしまうことも現場では起こります。もちろん相手は患者ですから、優しさや思いやりの気持ちで接するのが鉄則。けれど心の病気にかかった方は、過激で心無い言葉を投げつけてきます。怒りを感じる自分を責める看護師もいます。理想の看護師になろうとすればするほど、強いストレスを感じます。
定時にあがれる職場、残業のない職場もあり。忙しい看護師には向いています
精神科クリニックでも入院施設をもたない小規模な病院であれば、一般的なクリニックと同様に毎日決まった時間に仕事を終え、残業もない職場もあります。
小さな精神科クリニックには救急病棟がありませんので、突然の患者の急変に対応する機会はほとんどありません。特殊な検査や緊急手術もありませんので、残業もそれほど発生しません。家事や育児に忙しい看護師にはおすすめの職場です。
精神科のイメージってなんだか暗くて怖い……それは昔の話しです
精神科クリニックと聞くとなんだか施設も古くて暗い、看護師も医師も活気がなくどんよりした雰囲気なのではないか?そんなイメージがあります。
けれど最近の精神科クリニックは施設も明るく風通しもよく、一見すると精神科とは思えないお洒落な病院もあります。とくに新築されたばかりの病院は大きな窓や吹き抜け、個人のプライバシーに配慮した個室の待合室など、患者の気持ちをリラックスさせる空間づくりに配慮しています。
じっくり患者の話しを聞き、理解できる看護師なら適性あり!
心を病んでいるからといって相手の話しをまともに聞かないような看護師では失格です。理解しづらいことを口走っているとしても、患者を否定するような言動をとってはいけません。患者側が「看護師から否定された」と思うと、その後の信頼関係を構築できなくなります。精神科は急性期病棟のように患者の入れ替わりが激しいわけではないので、一人の患者に辛抱づよく向き合うことが必要です。
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精神病患者は今後も増え続けると予測されています。精神科看護師の仕事が減っていくことはないでしょう。精神科ならではの看護師の役割を理解してから転職活動をすすめてください。